どう診る!? がん性疼痛: 二刀流の緩和ケア医が教える、病院でも在宅でも使える緩和医療薬処方のコツ (いますぐ役立つ がん患者症状カンファレンス)

2017年06月15日

2017年6月、初めての単著を出版することになりました。

私が研修医として、痛みで苦しむ終末期のがん患者を初めて担当したときのこと。当時の研修病院では緩和ケアについて誰も教えてくれず、独学で学ぼうとしました。しかし、教科書やマニュアルを読むと、薬の処方例は書かれていても、どう使いこなすかが書かれていませんでした。例えば内科の診療であれば、直接指導医から教わる感覚的なものやテクニックの部分が、本を読んでも伝わってきません。書かれている通り処方しても、良いことばかりではありませんでした。鎮痛薬はただ処方すれば良いわけではなく、うまく使いこなすことが大切なのです。

本書は、実臨床でよく出会うような事例を取り上げながら、薬をどう使いこなせば患者の痛みを緩和できるか、指導医から直接実地で教わるような流れで簡単に読み進めることができます。ぜひ、教科書やマニュアルには書かれていない考え方やコツの部分を学び取ってください。目の前で苦しむ患者を助けたくても、教えてくれる緩和ケアの専門家がいない環境にいる皆さんでも、この本を読むことで具体的な方法が見つかるはずです。

ぜひ、お手に取っていただけたら幸いです。

以下、Amazonサイトへリンク

どう診る!? がん性疼痛: 二刀流の緩和ケア医が教える、病院でも在宅でも使える緩和医療薬処方のコツ (いますぐ役立つ がん患者症状カンファレンス) 

%d bloggers like this: